ココ ではない、イマ ではない、イツカ の、
少年と少女の物語――
さくらのやくそく。
「カノン、おはよう!!」「…うん、おはよう」
教室に入ると、ぞくぞくと友達がまわりに集まってきた。
友達がたくさん集まってくるのはだいたい何かニュースがあるときだ。
ま、何とも無いだろうけど。
「カノン知ってる?今日転入生が来るんだってー!!」
「えっ…転入生?こんな時期に?」
「うん、もともとここらへんに住んでた人らしいよ。」
女のコがいいなーとかどんなコかなーとか色々喋ってたけど、あまり気にしてなかった。
…アレが分かるまでは。
「そうだカノン、2時間目体育だよ。今の内に着替えちゃったら?」
「え!?2時間目体育?すぐに着替えてくる!」
時計を見ると、あと2〜3分で1時間目が始まる。
急いで教室を出て、門を曲がった。
すると…
「「キャッ!!!」」
「…すっ、すみません!!じゃっ!!!」
一瞬何が起こったかわからなかったが、どうやら人とぶつかったようだ。
あまり見たことのない女のコだけど、誰かに似ていた。誰だろう…?
***
「あっ、カノンー!遅いよー!!!」
「ごめーん…」
こっそり教室へ入った。ふと前を見ると教壇に見知らぬコが立っていて、先生が
黒板に何か書いている。 …ああ、例の転入生か。
「えー、桐生レイナさんだ。隣は御堂の席がちょうど空いてるな。仲良くしてやれよ」
先生がそう言うとこっちに向かってきて、静かに隣に座った。
顔をちらっと見るとなんとなく誰かに似ている。
? 「似てる」? そういえば誰かに似てる人とさっき… あれ?もしかして…?
「――あの、さっきぶつかった人?」
「えっ? ――あっ、あぁ!!!ごめんね、さっきは」
ふふふ、と笑った。やはり誰かに似ている。
「…ね、御堂さん…だよね。下の名前は?」
「『カノン』だけど」
「そっか、カノンって呼んでいい?私はレイナでいいから」
「うんっ、よろしくね」
レイナはまた笑った。絶対に誰かに似ていると思った。
けど誰だろう?顔は何となく浮かぶがぼやけてよくわからない。
笑い方や目、口元…けっこう色々とそっくりだが、思い出せない。
レイナっぽい人…、レイナっぽい人…
記憶の中を探ったが、どうも顔がわからない。
よくわからないけど、絶対に思い出したほうがいいと思った。
――大切な人だった気がしたから。
すると、ふいにパッと思い出した。
「…あっ!!!」
「? どうしたの?」
「ハ…ハル…!?」
私がそう叫ぶと、レイナはひどくびっくりしたようだった。
*********************
意味不明な展開ですみません(汗)
ちなみに桐生レイナは「きりゅうれいな」で、御堂カノンは「みどうかのん」です。
読みにくいですね…。(なら付けんな
|